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学校へ帰ろう

 このサイトは2004年に立ち上げました。当時増加しつつあった不登校に対して、とにかく「受容」「容認」を求める動きに対して疑問を抱いたことがそのきっかけとなりました。

 不登校は深刻な問題であり、学校だけではなく社会とつながりを持てなくなる可能性も否定できない。そして本当に「誰が不登校になるかわからない」ならばな おさら「こういうことだけはやめよう」「こういうことをしておけばよかった」という失敗談を集め、次につないでいく努力が必要と考える。(解決法を見ない不登校分科会)

 というのが作った趣旨です。何とか原因を探りたいという気持ちもありました。文字通り事例集だったのですが、それを読んで掲示板に書き込まれた事例がまた貴重な資料となりました。テーマがあまりにも重く、自分で立ち上げておきながら重荷となり、途中でサイトを閉鎖しようと思ったことも一度ならずありました。しかし、少ない日でも数十人の方がアクセスしており、また、自分が書いた記事だけでもありませんので、多くの方が必要としていることを考えると閉鎖はできませんでした。しばらく放置してあったのですが、自分の子供が不登校になり、再度正面から向き合うことになりました。
(2011年5月)

 各記事にはサイトマップからアクセスできるようになっています。

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娘の退学

 4月に娘が高校を退学しました。このサイトを運営して今年で7年になります。自分の子供がこんな事態になることは予想していませんでした。自分のことになるとやはり冷静さを失います。困り果てて札幌中央義塾の続さんに助けを求めました。
 
 ご無沙汰してます。お元気そうで何よりです。続さんのたくましさを見習いたいと感じています。私はこの春から定時制高校に勤務しています。再び、退学や不登校の生徒と向き合う環境になりました。多忙を理由にこのブログも放りっぱなしになってました。今度はまとまった時間もとれるようになったので毎日一度は更新しようと密かに決意しましたが、その矢先、自分の娘が学校に行けなくなり、4月に退学してしまいました。
 ぜひ、続さんのアドバイスをいただければと思ったのですが、残念ながら私の都合がつきませんでした。しばらくゴタゴタしてると思いますので、またお力を貸していただきたくお願いにあがることもあろうかと思います。私自身、職場が変わったストレスと、夜の勤務に体がついていかないことに加えて、ペットの猫は死ぬ、娘は退学するで気が狂いそうですが、津波の被災地の人々のことを思うと弱音をはくわけにはいかないとかろうじて耐える毎日です。

おはようございます。
 娘さんの退学は気にしないほうが良いですよ。
何事も順調に行けば良いなんてことはありませんからね。
それよりも、本当に自分の未来を考えることのできる娘さんだと思いますから、凄い奴だと褒めてあげたらどうでしょうか?
 今の状況に疑問をもっているから学校に行けなくなるのだと思いますから、自分の意志をもっている強い子です。
 だから、父は慌てず騒がず、そんな素晴らしい娘を褒めてやればいいんですよ。頑張って!自分の娘を信じましょう。^^

 娘さんの状況を察するに、僕が行くほうがいいような気がしますが、いかがでしょう?
都合の良い日にちがあれば、お知らせください。
ついでに、お父さんのコーチングも必要な感じがします^^

 お心遣いありがとうございます。とてもうれしいです。でも今はきっと娘が頑なでだめかなと思います。私は多くの不登校生徒に接して、一人が不登校になると兄弟がみんな登校できなくなるということを不思議に感じていましたが、今はわかりました。家族が学校に行かなくなる、何かにつまずくということがこんなにも心の負担になるんだということを。
 娘の退学理由ははっきりしています。退学してから話してくれました。入学後2ヶ月ほどで「省かれる」という状態になったそうです。一緒に昼食を取っていた友人が、突然逃げるようになったとのことでした。
 昼食を取るために友人のクラスに行ったところ、彼女は見あたらず「トイレに行ってるんじゃない」と言われてトイレに行ったがそこにもおらず、携帯のメールで「どこにいるの?」と聞いたら「教室にいるよ」という返事がありました。再び教室に行ったところ、その友人は背後からやってきて、教室内に逃げ、ドアを閉めたそうです。それを見て他の生徒が笑い、仕方がなく自分の教室に戻ってきたところ、男子生徒がわざわざその姿を見に来て笑ったとのことでした。弁当を一緒に食べる相手がいなくなってしまい、一人で昼食をとっていると男子生徒がニヤニヤ笑うそうです。だから昼食はとらずに携帯電話でネットを見る毎日が昨年の夏くらいから続いていました。私は担任の先生から昼食を食べてないという連絡を受けて、どうして昼食をとらないのかと問いつめたこともありましたが、周りから省かれているとは死んでも言いたくなかったのだろうと思います。

  退学してから詳しいことを話してくれました。
 トイレで昼食を取ってる生徒がいて、自分にはその気持ちがよくわかる。自分もそうしたかったけど、周囲から「良く汚いところで食べられるな」と言われるのがわかっていたからたべなかった。食べることが好きだし、楽しみながら食べたかったけどできなかった。だからお母さんには弁当じゃなくてパンにしてくれと言ってパンを持って行った。帰り道や、家に帰ってきてから食べた。
 生徒会活動でもいつも一年生4人で行動していたのにある日、団扇の落書きを見たら「仲良し3人組」と書かれていて自分が仲間に入れられてないことを知った。本当は見学旅行も一緒に行きたかったけど、誰も一緒に行動してくれないと思うから行きたくないと言った。

 等々、孤立していた毎日だったそうです。「学校がすごく楽しい」と言ったことがありました。そんなはずはありませんでした。だから「楽しい」という言葉を聞いたときには「うちの娘は続かないかも知れない」と思い同僚の先生に胸の内を聞いてもらったことがありました。それから一ヶ月もしないうちに「行こうとしても行けない」という状態に陥りました。
 何がどうしてこうなったのかはわかりません。それだけ嫌われるような言動や行動があったことは確かなようです。
「私の性格はお父さんを見て育った結果だ。お父さんは周りを見下している。そんなことないと思ってるかもしれないけどそうなの。だから私にもそんなところがあるの。」と言われました。
 結構応えました。なぜなら数日前に生徒にも同じことを言われたからです。私が娘の言動に腹を立てていると「授業でもそうなの。そんな授業をしているの。少しは話を聞いてよ」と追い打ちをかけられました。

  娘の話に耳を傾けると何かを話すたびに言い訳が入ることに気がつきました。「Sは中学校から仲が良くて信用してた。だけど、悪口を言っていた。直接聞いた訳じゃないから私がそう思ってしまっただけかもしれないけど」「よその学校に行けば良かった。それでもやっぱりだめだったかもしれないけど」言い訳というより、私と会話をするときにスキをつかれないように予防線を張っているように感じました。私はそれだけ娘を信用してなかったということになります。「だめなやつだ」という思いが娘の思いを受け止めず、言葉尻をとらえて批判するようなことを繰り返し、びくびくしながら会話するような姿勢を作ってしまったのかも知れません。

 学校の成績がとても良くて、ほめるべきことさえ私は怒っていました。
「お前は何のために勉強しているのか、一番をとって周りに自慢するためなのか。あまりいい気になるな」と叱ったことがありました。
 『お父さんは私がミエのために勉強して、それを自慢して嫌われたような言い方をするけど違う。お兄ちゃんは自分のほうがずっとすごいのに「一番なんてお兄ちゃんも取ったことがない。すごい」ってほめてくれてうれしかった。だから、ずっと一番をとりたいって思ったの』と言って泣きました。つぎつぎに私自身の嫌なところを思い知らされました。
 

 3月にどうしても行けないというので本当にだめだと思って、高卒認定の道を選択させました。でもここでも挫折しました。つぎに家の中にごろごろしていてはいけないと言って仕事を探させました。「高校中退でもいいですか」と聞いてまわったようです。ようやく相手にしてもらえるところがあったのですが、残念ながら不採用でした。ここでやっぱり学校へ行きたいと思ったようです。私は続さんを思い出して、預かってもらえたらと考えていたのですが、娘は高校生活に戻りたいと思っているようです。「C高校」や「I学院」を自分で調べて、行かせてほしいと言っていますが「C高校」からは一度退学すると4月の編入は難しいという返答が来ました。 
 娘がなぜこういう状態になったかはわかりません。親から見ても「ちょっと」と思う部分があったので、他人からは「嫌なやつ」と思われる言動があったことだろうと思います。続さんに間に入って頂いて話をするのが一番いいのではないかと思ったのですが、きっと今の状態では娘は石になると思います。

 今は娘が外に目を向け始めたのでまだいいかと思っています。
とりあえずこんな状態です。またメールを送らせて頂きます。

  いきさつを教えていただき嬉しく思います。
娘さんが退学する表向きの理由はわかりました。
省かれる原因を調査してあげなければ、たとえI学院に行ったとしても同じ状態になる可能性が高いですよ。

もし、I学院さんに行くようであれば、ご一報ください。
私からI学院さんに話を通しておきます。
 そうすると、何かあれば直ぐにI学院さんから相談が入りますので、先生もご安心かと思います。
(I学院さんとは協力関係にあります)
どうぞ、上手く利用してください。喜んで利用されますので^^

お早うございます。
 重ね重ねありがとうございます。何とか時間を調節できないかなと、今苦戦しています。
 ぜひ一度そちらへ、娘共々おじゃましたいと思っています。
 I学院のパンフレットをもらってきましたが、やはり内容は同じで、一度退学すると編入は難しいとのことでした。一年遅れでも別にかまわないと思うのですが、来年まであるいは10月までどうするべきかというところです。
 ちょうど11月に2回目の高卒認定があるのでそれを目標に勉強すればいいと考えていたのですが、本人はなかなかそういう冷静な気持ちになれないようです。いつも叱ってばかりいたせいか、私の提案に対しては強い警戒心を示します。これまでの接し方を反省してます。同僚から「家でも先生やってたらだめだよ」と言われたことを今になって思い出しています。

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