通信制単位制併用の学校
娘を連れて、不登校生徒を対象にした教育を展開している札幌の池上学院さんとクラーク国際高校さんを見学しました。どちらも、細かい配慮が行き届いていて人間関係が苦手な生徒にとっては通いやすいだろうという印象を受けました。ただし、授業料がかなり高いので通える人はそんなに多くないでしょう。進学者の割合が多いのは経済的にしっかりした家庭の生徒が多いからだと思います。
気になったことが一つ、グランド、体育館や調理室といった施設がないことです。池上学院さんには講堂のような小さな体育館がありました。「体を動かすのが苦手という生徒さんが多いので、ここがいっぱいになるということもありません」とのことでした。
私自身も今は定時制に勤務をしていて、様々な理由から全日制高校に行けなかった生徒を教えていますが、たしかに体を動かすのが苦手な生徒が多いと思います。別の見方をすると気分転換が下手なんだと思います。
どうしようもない絶望感に襲われ、先が全く見えないとき、思い切り汗を流して体をいじめると「あーすっきりした。」という気持ちと「何であんなに落ち込んでたんだろう」という気持ちがわき上がってくるのを誰しも経験していると思います。それができないのはかなり辛いことでしょう。
あらためて学校教育とは何かを考えさせられました。「高校卒業資格」を得るだけなら「高卒認定試験」が近道だし、何を勉強して良いかわからないなら「通信制」で指導をうけるのがいいでしょう。大学合格を目標にするだけなら、高卒認定と予備校通いがもっとも効率的ではないかと思います。
娘が「自分と同じくらいの年の人が集まるところへ行きたい」と言いました。何のために学校に通うのか、あらためて考えさせられました。北星余市のホームページに次のような一文があります。
1988年、本校は、奇跡的に廃校の危機から脱出し、現在では、全国からやってくる高校中退者、または、小中学校時代「不登校・登校拒否」をしていても"他のみんなと同じように高校に行きたい"という生徒を、その意欲を認めて受け入れている。」
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