冬休みが終わる
このサイトへのアクセスが急激に増加している。ほとんどの学校で今日冬休みが終わったのだろう。北海道で長期休暇がはじまった日、本州ではじまった日、終わった日ではっきりと変化する。どうしようもなくせつない気持でこのサイトを見ている人たちが今日はたくさんいる。
どうして学校に行かなくなったのかを一年間に渡ってアンケートし、集計した。学校でいじめられてという割合は20%に満たなかった。検索サイトでも「いじめ・不登校」と同列に扱うが因果関係が本当にあるのか疑わしいところだ。
おそらく、今現在、通学している生徒にアンケートをとっても「いじめられている、いじめられた経験がある」という人は20%くらいいるのではないだろうか。
もっとも多い原因は「集団不適応」という表現が一番正しいだろう。
対面調査では「なぜ?」と聞かれたって答えようもなく、とりあえず、相手が納得しそうな答えを言ってしまう。「いじめ」という答えが実態よりも多くなる傾向があるのではないだろうか。
私も勤めていた会社を辞めたとき、本当の理由は集団不適応だったのではないかと思うことがある。なぜ辞めたと聞かれても答えようがないのだ。「言ったってわからない」という説明で逃げてきたが、要するにこらえ性がなかったのだ。好きな職種でもっとも好きな仕事をしていたのだから、これ以上の贅沢は望めないという状態だった。
勤め始めて3年目になろうとしたとき、会社の駐車場に車を入れると、体が動かなくなった。会社の建物が恐かった。とりあえず、缶コーヒーを飲み、たばこを2~3本吸ってそれから何とか歩き始めた。
幸い相談する先輩がいた。彼は「海にはいるときと一緒、恐いとか、水が冷たいとか思って渚に足だけつけて立ってるとだんだん寒くなって、海に入る気がしなくなる。だから、準備運動が終わったら覚悟を決めて入ってしまう。会社に着いたら建物を見ないで中へはいることだ。」といった。
確かにそうだった。入ってしまえば駐車場にいるときよりも楽だった。
ただ、そのときにはもう「辞めたい」「とりあえず現状から脱出したい」という気持にとりつかれていた。たいした理由もなく会社を辞めてしまった。
パソコンの画面でこのサイトを見ている人たちの気持ちを想像するとき、会社の駐車場でシートに沈み込んでいた自分の姿が重なって見える。
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