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サポート校ってどんな学校

 2004年6月15日、札幌への出張帰りに汽車待ちの時間を利用して、札幌市にある中央義塾高等学院さんを見学させていただきました。札幌市のど真ん中、南一条西五丁目、電車通りに面したとてもにぎやかな場所にありました。すぐ近くに東急ハンズがあります。代表の続(つづき)さんから「力になれることがあれば」というメールをいただきその言葉に甘えさせてもらったのです。
 ビルの7階にある教室は15名も入るといっぱいくらいの広さで、オープンスペースのような開放感がありました。机の上には数台のパソコンが並んでおり、3名の生徒さんを続さんを含めて3名の先生が指導していました。

どんな学校か?
 サポート校ときいても「どんなとこ?」と思う人の方が多いと思います。学校概要には次のように記載されています。
「通信制高校に在籍する生徒が、高校3年間で確実に卒業できるように、学習面や生活面でのサポートをしていく学校です。通信制高校に同時入学し、通信制のカリキュラムにそって、授業をすすめていきます。」
 協力校として、八洲(やしま)学園国際高校の通信制に同時入学し単位を取得します。
 中退したが一年生を修了しているというような場合はその取得単位を生かすこともできます。

 
費用は?
 入学選考料が1万円、入学金が10万円 施設設備費が5万円、活動費が2万円、 授業料は毎月4万円、この他に通信制高校への学費がかかります。

 私が一番最初に感じたのは「これでビジネスとして成立するのだろうか」ということでした。

「実は赤字が続いています。そもそもは昔私(続氏)が勤めていた専門学校がはじめたことなのですが、経営的にうまくいかず途中でやめることになりました。その時預かっていた生徒たちが行き場を失ってしまうことに憤りを感じて、その生徒たちのために引き継ぎました。やはり経営は厳しいものがあります。「何でも屋」みたいな会社も同時に経営していて少額ではあるが利益があり、学校経営の足しにしています。周囲に助けられて何とか4年間やってきました」とのことです。

 「訪問教育」についての感想も聞いてみました。
 「不登校生徒に対しては、外へ出してやる・仲間をつくって社会へ出るということが大切だと思います。そのために毎日の働きかけが必要です。一時的な居場所を作るだけでは意味がないと思います。家庭から仲間のいる場所へ行く必要があるのです。家庭からどこかへ出すということを私は重視します。」とのことでした。

 教室では生徒が思い思いに勉強していました。中学校へ行ってなかった生徒には基礎から指導するようなこともあるが、ほとんどの生徒は精神的に落ち着くと高い学習能力を示して自分で勉強をするため、あまり手をかけていないということです。

 現在生徒数は20名弱、函館や十勝、本州から来ている生徒もいる。スタッフは8名、警察官を目指す生徒もいれば、大学進学を狙う生徒もいる。「できる女になる」ことを目標とする生徒もいる。いろいろな人間が一つの空間で自分なりの学習をして成長していく。そんな場所でした。
 
 教育をビジネスとしてとらえ、経営に失敗して簡単に放り出す人もいれば、私財を投じて力を注ぐ人もいます。北星余市の先生方もすごいと思いましたが、今、目立たないながら信念に基づいて戦い続ける人たちが街の片隅にいることもまたすごいと思いました。

 最後に続さんのぼやきを一つ二つ紹介します。
「金持ちの人たちに事情をお話しして、寄付をもらえないかと本気で考えてしまう。」
「札幌市交通局は学割の使用を認めてくれたのに、JRはがんばってくださいというだけで学割の使用を認めてくれない。通学生にとっては大きな問題だ」
「授業料が高いんですよ。今でも十分。もっと宣伝したいけど、そうすれば授業料に跳ね返るし」

子どもたちのために 健闘をお祈りします。

 
※札幌中央義塾高等学院 代表 続 真一 氏
     011-271-8720
     ホームページ http://www.gijuku.jp/

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